IR汚職事件…。
2025年までのカジノ運営を目指している日本にとってこのニュースは大ダメージではないでしょうか?
最近、世間を騒がしている中心人物である『秋元司』『IR汚職事件』という2つのキーワードから何が起きているのかを分かりやすく解説。
秋元司議員が起こしたIR汚職事件とは?
昨年の暮れ、2019年12月25日に東京地検特捜部は収賄容疑で秋元司議員(48)を逮捕しました。
何かと日常的にこの手の汚職事件は目にするかと思いますが、今回の場合はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)を含んだ汚職事件ということが世間の関心を集めています。
IRとは?
カジノのほかホテルや劇場、国際会議場や展示会場などのMICE施設、ショッピングモールなどが集まった複合的な施設のこと。
Integrated Resortの頭文字の略で、統合型リゾートとも呼ばれる。21世紀に入ってから日本でもラスベガスやマカオ、シンガポールのような集客施設を作り、国際観光推進に役立たせたいとの動きが出てきた。
2002年に超党派の議員連盟が発足し、2013(平成25)年、2015(平成27)年にカジノ解禁を柱とした「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(IR推進法案)」が国会に上程された。2016(平成28)年「IR推進法」が成立、2018年4月には「IR実施法案」が閣議決定、同年7月20日に成立している。引用元:jtb総合研究所
IR汚職事件の全貌
秋元司議員がIR参入を目指していた中国企業『500ドットコム』から巨額の賄賂を受けとった容疑がかけられています。
現在、被告人は容疑を否認していますが、賄賂を贈与した『500ドットコム』社の副社長鄭希(37)、同社顧問の紺野昌彦(48)、同じく顧問で元沖縄県浦添市議の仲里勝憲(47)は事件を全面的に認める供述をしている。
事件の全貌を時系列でまとめると以下のようになります。
※赤文字:再逮捕容疑 黒文字:最初の逮捕容疑
一連の事件で総額700万以上が秋元司議員の手元に渡っていることになりますね。東京地検特捜部は、賄賂を渡した3名の供述やメールでのやり取りなど物的証拠も押さえているので、近いうちに容疑を認めざる得なくなるのではないかと。
IR汚職事件まとめ
- 秋元司議員がIR産業進出を目論む中国の会社『500ドットコム』から賄賂を受け取る
- 被告は容疑を否認
- 計4回にわたり合計700万円越えのお金が動く
- 『500ドットコム』側は事件を全面的に認めている
- 本日1月14に秋元司議員は再逮捕
今回のIR汚職事件で日本のカジノ運営の再び暗雲が立ち込まれそうな予感がします。今後の事件の経過やIRの動きをこれからも追って報告していきます。